連載 「生活を見る」って何だ!?―誰も教えてくれないケアマネのツボ・6(最終回)
“この人”に必要な資源をみつけ出すケアマネで生き残れ!
鳥海 房枝
1
1東京都北区清水坂あじさい荘
pp.384-387
発行日 2000年5月15日
Published Date 2000/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902373
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
介護保険がスタートする4月1日まで,秒読みの段階になりました.3月中旬の今,新聞等のマスコミもこの制度を毎日のようにとり上げています.
研修でいわれたケアマネジャー1人で可能なプラン50件は,基準額告示の遅れや変更もあり,短期間で作成するのは容易ではありません.私の勤務する北区においても,居宅介護支援事業者数からみて充分対応できるという見込みでした.ところが事業者それぞれが引き受けた件数が予測を下まわってしまったために,3月下旬には認定結果は出たけれどもケアマネジャーが決まらない認定者へ,保険者が自ら対応することになりました.これは少なくとも現在利用者が利用しているサービスが保険給付内で納まるかどうかを明らかにし,今受けているサービスを中断させないようにするための緊急対応策です.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.