特集 在宅医療にふさわしい「物」と「技術」
在宅医療に取り組む企業の視点・2―在宅栄養管理を可能にする方法・器材
三浦 明夫
1
,
余田 茂樹
1(株)メディコン
pp.509-518
発行日 1999年7月15日
Published Date 1999/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902337
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
経口摂取が不可能あるいは不十分な患者の在宅医療の実践には,適切な栄養管理が欠かせません.栄養管理を大別すると経腸栄養管理と経静脈栄養管理があります.
「静脈・経管栄養適応ガイドライン」によりますと経腸栄養管理は腸管での消化吸収及び,免疫能の維持のために最優先すべき栄養法で,経中心静脈栄養管理はいかなる方法でも経腸栄養が不可能な場合,または経腸栄養より有利な場合に限って用いるのが原則と規定されています.今日では栄養管理法が大変進歩していますが,安全で十分な効果をあげるためには経腸栄養か,静脈栄養か,栄養投与経路を適正に選択することが必要です.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.