介護保険にむけて訪問看護ステーションが考えておくべきこと(最終回)
ステーションのリスクマネジメント
服部 万里子
1
1服部メディカル研究所
pp.968-969
発行日 1999年12月15日
Published Date 1999/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901927
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訪問看護ステーシヨンは介護保険で独立事業者として利用者との契約やサービス提供をおこないます.従来以上に多職種が利用者にかかわり,状態の変化に伴うサービス計画の改定には,介護支援専門員が主体になってかかわります.このように業務のシステムが変わると,情報の伝達や行動の連携が従来以上に求められます.利用者も,サービス提供者のだれの意見を重視するのか迷うことがでてきます.
ステーションに限らず,予測できるリスクへの対応を進めることが大切です,最近の原子力の臨界事故や患者の取りちがい手術などでは,考えられないことが現実に発生しているのです.看護上の事故や利用者とのトラブルは必ず発生するものです.それらをできる限り減らし,予防し,万が一にも起こったときには損害を最小限に食い止めなければなりません,本連載の最後は,このリスクへの対応についてまとめます.
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