特集 訪問看護と栄養管理・2
食べられなくなったときにどうするか
松月 弘恵
1
1東京家政学院大学家政学部
pp.941-946
発行日 1999年12月15日
Published Date 1999/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901921
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はじめに
食べる・飲むという行動は基本的生命活動であるため,障害もなく健康に過ごしている者にとってはその重要さに気づくことは少ない.しかし摂食機能が衰えた者や傷病者にとっては,食べるということは生命維持や病状の回復に寄与するだけではなく,食べられるということが生きる意欲につながることも多い.また,居宅療養者の場合は施設入居者と異なり,介護者の理由などで栄養管理を行ないにくい状況にもある.そこで本稿では,それらを踏まえて,居宅療養者が食べられなくなったときの対策をケースを通して検討する.
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