訪問看護ステーション管理月誌・10
本人のやる気をひきだすには―チャンスを逃さないプロの目
清崎 由美子
1
1医療法人財団石心会訪問看護ステーション
pp.814-815
発行日 1999年10月15日
Published Date 1999/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901893
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この8月でさいわい訪問看護ステーションがオープンして6年が過ぎました.神奈川県で初めての訪問看護ステーションだったため,はじめは苦労の連続だったと当時が懐かしく思い出されます.
地域の開業医へ挨拶まわりをした時に「僕はあんたのところは使わないから…」と追い返されたり,大病院の勤務医に「書いても僕の給料が上がるわけではないから」と言われ,指示書をもらえないまま肩を落としてステーションに帰った日もありました.逆に,比較的高齢の医師が「すぐに僕がお世話になるかもしれないから」と熱心にステーションの制度について聞いてくださったり,保健所や地域の自助グループから説明をして欲しいと頼まれてルンルンで出かけたこともありました.
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