糖尿病患者への介護支援サービス

はじめに

　在宅糖尿病患者の医療・介護上の管理は，今後ますます糖尿病や糖尿病性腎症患者の増加が予想されることから重要である．具体的には糖尿病の病態や，合併症，人工透析，食事療法，栄養指導，服薬指導，患者指導法などの知識が重要と考えられている．また医師や訪問看護婦，保健婦が中心となり，患者や介護者に指導や支援をしてゆくべきであろう．さらに2000年4月の介護保険導入後にはケアマネジメントを行なう必要があり，ケアプラン上で糖尿病の医療やケアを盛り込んでいく必要がある^1）．本稿では具体的に在宅の糖尿病患者のケアプランの立案する上で注意すべき点について記述する．