特集 利用者の声を聞く
【インタビュー】在宅療養の家族が望むこと―猪田きみさん,土屋美恵子さん,伊藤元子さんに聞く
本誌編集室
pp.603-618
発行日 1997年9月15日
Published Date 1997/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901705
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●編集室から
在宅で介護を続けておられる3名の方にお話をうかがった.居住地域が都市部であること,さらに,療養されている3名のうち2名は気管切開をされており,1名は難病といった具合に,それぞれ医療依存度の高い方々であったという点で偏りがあったことを予めお断りしておく.
6月中旬から7月中旬にかけて,お1人に対して1回ずつ,1~2時間のインタビューを行ないそれを記事にまとめた.その段階で,本欄に登場する医療機関,関係者の名前については編集室の判断でイニシャルにとどめさせていただいた.
3例とも自らの選択で在宅療養を続けているケースだったが,在宅療養に移ってからのほうが,医療機関に入院していたときよりも状態が安定,トラブルも少ない点で共通していたのが印象的だった.
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