連載 管理者日誌・5
看護の心を皆の心に
井上 弘子
1
1北海道総合在宅ケア事業団
pp.393-395
発行日 2002年5月15日
Published Date 2002/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901493
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所長に求められる役割
“相手のことを思いやり,相手の心を汲みとってその心に添う”ことは,相手を理解し良い人間関係を築くための出発点です。看護者は患者を理解し,信頼関係を結ぶためには,あらゆる努力を惜しまないと思うのですが,看護職の仲間との関係はいかがでしょうか?
変化する社会の追い風を受け,看護職には,地域看護力を高めるための新しい役割を発揮することが期待されています。今その最前線にいるのが訪問看護師であり,ケアマネジャーの資格をもった看護職です。私は彼らの働く姿を間近に見ていつも思うことは,新しい役割に立ち向かって奮闘している勇敢な開拓者だということです。その活動は緒についたばかりなのでさまざまな課題を抱えてはいます。それだけに,仲間同士の思いやりや優しい支え合い,寛容さがもっと必要ではないかと考えている昨今です。
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