特集 在宅ケアにおける医療廃棄物問題
在宅医療現場における医療廃棄物問題への対応
中村 哲生
1,2,3,4
1医療法人社団黎明会
2大塚クリニック
3ねりま大塚クリニック
4すぎなみ大塚クリニック
pp.202-206
発行日 2002年3月15日
Published Date 2002/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901459
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はじめに
在宅における要介護老人は平成7年度は全国で約170万人おり,平成17年度には約250万人に増加すると推計されています。在宅での療養生活は患者が個々にサービスを選択することができ,病院医療とは違った快適な日常生活を送ることが可能となります。
医療法人社団黎明会は現在,「大塚クリニック」「ねりま大塚クリニック」「すぎなみ大塚クリニック」の3つの診療所で約380人の在宅療養中の患者のお宅に訪問診療を行なっております。当クリニックのスタッフは常勤医師5人,非常勤医師6人,常勤看護婦16人,非常勤の理学療法士14人,常勤MSW2人が在宅医療に専任しています。訪問エリアは,3か所の診療所を拠点として,豊島区,文京区,台東区,荒川区,北区,板橋区,練馬区,中野区,新宿区,千代田区,杉並区,西東京市,和光市,武蔵野市,三鷹市です(図1)。
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