連載 見直そう 利用者中心のケアマネジメント・4
ケアマネジメントの質点検(4)―システム構築・基盤整備を考える
岡本 玲子
1
1神戸大学医学部保健学科
pp.321-328
発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901302
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新しい年度を迎えた。皆さんはそれぞれの目標のもと,日々の活動に意気込んでおられることであろう。さて本連載は今回で理論編を終える。今回は,ケアマネジメントを円滑化するシステム構築,基盤整備について述べる。
厚生労働省の「介護保険サービス選択のための評価のあり方に関する検討会」は,昨年12月,利用者が介護保険サービス事業者と契約を結ぶ際のガイドとなるチェックリストの骨子案を提示した。その構成は,①契約手続き(契約期間,手続き方法など),②サービス利用手続き(日時の選択,時間外・緊急時対応,利用料など),③サービス体制(人員数,資格,経験,連携体制,苦情処理体制など),④サービス内容(家族間調整,サービス手順など)となっている。
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