連載 研究報告
在宅訪問業務中の交通事故に関する検討
小谷 和彦
1
,
下村 登規夫
2
,
猪川 嗣朗
2
1鳥取県立中央病院(内科)
2鳥取大学医学部(臨床検査医学)
pp.162-165
発行日 2001年2月15日
Published Date 2001/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901277
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はじめに
近年の交通社会の形成にともなって,国内での交通事故は日常化しており,交通安全対策・交通災害・救急医療などを取り扱う「交通医学」は医学の重要な一専門分野となりつつある1)。
訪問看護や訪問介護などを遂行するにあたり,自動車は不可欠のツールと考えられる。しかし,こうした在宅訪問の現場における交通事故の実態をうかがう試みはいまだなされていない。そこで,今回,われわれは在宅訪問業務中の自動車による交通事故について若干の調査を行なったので報告する。
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