連載 見直そう 利用者中心のケアマネジメント・10
【事例編6】多問題家族に対するケアマネジメント―チームアプローチの体制づくり
岩本 里織
1
,
箟佐 知子
2
,
中山 貴美子
3
,
岡本 玲子
3
1神戸大学医学系研究科(修士課程)
2芦屋市訪問看護ステーション
3神戸大学医学部保健学科
pp.838-845
発行日 2001年10月15日
Published Date 2001/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901229
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今回は,多問題家族のケアマネジメントについて考えたい。
現代では家族の形態や機能が変化し多様化してきている。一方で施設医療中心から在宅医療へと医療の場も広がりつつある。介護保険では家族の介護力に頼る在宅療養ではなく介護の社会化がうたわれているものの,家族の存在がなければ在宅療養が継続できない療養者も多い。地域においては多様な健康問題を抱えた人々が療養,生活しており,1つの家族の中で複数の問題を抱えるケースが多い。
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