特集 在宅ホスピスと訪問看護
家族への働きかけを考える―家族看護モデルを導入して
戸井間 充子
1
1山口県立中央病院6階南病棟
pp.409-415
発行日 1996年11月15日
Published Date 1996/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901196
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はじめに
1994年は国際家族年で,さまざまな領域で家族がクローズアップされた年のように思う.雑誌などで「家族看護」という文字をよく目にするようになったのもこの頃からである.
当病棟は,呼吸器・内分泌の内科病棟で,年間約600名の入院患者を迎え約1割の患者が死亡退院で,その95%は肺がん患者である.肺がん患者の告知率は平成7年度は98.1%であった.
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