訪問看護婦のつぶやき・1
余は如何にして訪問看護婦となりにし乎
摩訶不思議
pp.62-64
発行日 1996年1月15日
Published Date 1996/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901126
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◎口上
私は行政や民間と契約して訪問看護を行なうフリーの訪問看護婦.1件当たりナンボの世界だけど,どうにか女1人が生きていけるだけのものは稼がせてもらっている.フリーだからといって,仕事自体に変わりがあるわけじゃない.“堅気”の訪問看護婦と違うのは,いろんなところを渡り歩いてきたので,ちょっとだけこのギョーカイの事情に通じているというところかも知れない.本欄を受け持つことになったのも,そのあたりを編集子がねらってのことだと思う.好んでコトを荒立てるつもりはないのだけれど,ホンネを語ろうとすると,いろいろと差し障りが出てくるので,身の安全のために覆面を被らせてもらうことにした.現場の看護婦のつぶやきのようなものがうまく表現できればいいと思っている.今回は第1回目.自己紹介を兼ねて自分がなぜ訪問看護の道にはまりこむことになったのかを話してみたい.
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