連載 “日常使い”の在宅の医学・第8回
終末期—①がん
安池 純士
1
,
佐々木 淳
1
1医療法人社団悠翔会
pp.510-515
発行日 2024年11月15日
Published Date 2024/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688202168
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これからの2回は終末期について扱います。今回は「がん」がテーマです。人はいずれ最期を迎えます。そのことに疑いをもつ人はいないと思いますが、分かっていても自分の身近な人が最期に向かって徐々に衰えていく姿を見ることはつらいものです。「先月までは歩けていたのに……」「食事も摂れていたのに……」など心配はつきません。しかし、「なぜそのようになるのか」が分かり、経過への不安を少しでも解消できれば、大切な人とのコミュニケーションや、“したいこと”に割ける時間が増えるのではないかと考えます。今回は事例を見ながら、がん終末期について勉強してみましょう。
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