特別記事
ALSの症状「情動制止困難」にご理解を—当事者から対人援助職へ
太田 守武
1,2
1NPO法人Smile and Hope
2株式会社かぼすケア
pp.494-501
発行日 2023年11月15日
Published Date 2023/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688202047
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手足や顔などの筋肉が次第にやせ細り、力が失われていく神経難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)。ALSには、身体的な動きを奪う症状だけではなく、感情のコントロールを奪う症状も存在する。それを「情動制止困難」と言う。この症状といかに付き合うかが、本人にとっても、また、サポートにあたる対人援助職にとっても、本人らしい生活を続けていく上で重要な要素となる。ALSの症状である情動制止困難とはどのようなものか、本人や周囲はどう付き合っていくとよいのかを、医師でALSの当事者でもある太田守武さんに解説していただく。(編集室)
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