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書籍『ケアの論理——認知症ケアの学び返しの旅から』|キラーパスに応答せよ
川村 雄次
1
1NHK制作局 第3制作ユニット〈福祉〉
pp.240-241
発行日 2022年5月15日
Published Date 2022/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201863
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「キラーパスの人」
1970年代、老年看護や認知症ケアの黎明期に、道なき道を切り拓いたパイオニア、中島紀惠子先生とはどういう人かと問われたら、「キラーパスの人」と私は答えたい。
キラーパスとは、サッカーで、敵の意表をつく空所に向けて放たれるパスのことである。味方が意図を察して応答することができたら、その前後でゲームの流れが変わる。中島先生はしばしばそういう、「力あるひと言」を発する。例えばこのように——。
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