連載 「みんなの認知症見立て塾」出張講義 認知症「見立て」の知「対応」の技・第6回
改善可能な認知機能障害 ①—せん妄
上野 秀樹
1
,
内田 直樹
2
1千葉大学医学部附属病院地域医療連携部
2医療法人すずらん会たろうクリニック
pp.750-755
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201534
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第4〜5回では、認知機能障害の評価の仕方についてお伝えしました。本人の認知機能障害の程度と、本人を取り巻く環境が要因となって生活障害(第3回で解説)が出現していれば、「その人は認知症の状態にある」と判断します。ただし、ここで認知症の状態であると判断するためには、改善可能な認知機能障害である可能性がきちんと除外されている必要があります。
今回は除外すべき「せん妄」について、その知識と見極め方、また改善方法についてお伝えします。
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