緊急特集 新型コロナ、第1波の経験、第2波への準備
訪問看護の継続を目指した、法人を超えた連携—生野区ナース会新型コロナウイルス対策協力システム
平山 司樹
1
1訪問看護ステーションかっさい
pp.642-647
発行日 2020年8月15日
Published Date 2020/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201508
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現在、私の勤める医療法人葛西医院訪問看護ステーションかっさいは、2020年3月に開設された新しいステーションです。所在地である大阪市生野区は面積8.37km2、総人口12万9573人(2020年1月1日時点)の地域で、特徴としては全国で最も外国籍の人口比率が高い行政区の1つであることが挙げられます。同区内に訪問看護ステーションは約40あり、その中、生野区のステーション連絡協議会(以下、生野区ナース会)に加入しているのは19ステーション(2020年6月時点)です。19のうち、常勤換算5.0以下の小規模ステーションが7割を超えています。
本稿では、今回の新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、生野区ナース会で構築した「生野区ナース会新型コロナウイルス対策協力システム」について、その中身と完成までの経緯について紹介します。
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