特集 災害への備え、どうする—BCPの考え方と作り方
BCPを作ってみよう
❺運営(主に「地域」)
江田 純子
1
1岡山県訪問看護ステーション連絡協議会
pp.627-630
発行日 2020年8月15日
Published Date 2020/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201505
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岡山県は「晴れの国」と言われ、降雨量が少ない温暖な気候の地域ですが、2018年7月に発生した西日本豪雨は甚大な被害をもたらしました。倉敷市真備町にある2か所の訪問看護ステーションが被災。しかし、いずれも発災後、1日休んですぐに再開しています。「その地域で在宅看護、訪問看護を継続する」という決心・覚悟をし、被災直後から訪問看護実践を続けていたのです。その一方で、災害から2年が経った今も休止し再開の目途が立たないサービスもあると聞いています。
ここでは、「運営」の項目について、その中でも特に「地域」と関連するものについて紹介します。地域で訪問看護を継続するために、「平時」「災害時」「災害後」に求められる取り組みは何か、被災地において被災ステーションの活動を見守った経験をもとに考えていきます。
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