特集 おとなの学びへの招待—在宅ケアを楽しく続けるために
Part Ⅱ 多様に広がる学びのしかけ
—❶フェス ビール片手にケアを語ろう—Care Do北海道
Care Do北海道実行委員会
pp.20-22
発行日 2019年1月15日
Published Date 2019/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201088
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Care(ケア) Do(ドゥ)北海道は、道内の保健・医療・福祉・教育に関する取り組みや課題を語り合い、フラットな関係で参加者同士がつながる広域交流イベントとして2013年に始まりました。2016年は台風被害により直前に中止になりましたが、現在までに5回開催され、累計970人が参加しました(表)。
毎回多様なテーマが掲げられ、農業や畜産といったこの地域ならではのセッションがあるほか、寸劇あり、障害者アーティストのピアノライブあり、推薦したい書籍のプレゼン企画「ビブリオバトル」、高校福祉学科のチアリーディング披露など、お祭り行事が実施されてきました*1。時には、実行委員が体を張ってのおもてなしも。ご当地キャラの着ぐるみが会場を練り歩いたり、オープニングを飾るチームショーも仕込んだりと、実行委員もせっかくだからと楽しんでいます(p.18〜19写真)。広大かつ僻地・過疎地も多く、人と知恵の交流に本土以上の工夫が必要な土地柄ならではの、新しい取り組みを素直に喜び、取り入れる開拓者文化、フロンティア精神があるからこそ、成立していると思います。
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