特集 理学療法士等との連携、どうしていますか?—制度改定をチャンスに変える
—訪問看護ステーションにおける看護職員と理学療法士等との—より良い連携に向けた管理者の役割
高砂 裕子
1,2
1一般社団法人南区医師会南区医師会訪問看護ステーション
2一般社団法人全国訪問看護事業協会
pp.882-889
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201066
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今春の診療・介護報酬改定を受けて、訪問看護ステーションのサービス提供において起こった変化のひとつは、看護職員と理学療法士等の連携のあり方です。
しかしこの内容自体は新しいものではなく、介護保険においては、指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準等などで以前より示されているとおり、「理学療法士等の訪問看護は、その訪問が看護業務の一環としてのリハビリテーションを中心としたものである場合に、看護職員の代わりに訪問させる」という位置づけになっています(p.866)*1。今改定における変化は、訪問看護の利用者や家族が住み慣れた地域で安心して過ごせるよう、ステーションにおいて看護職員と理学療法士等のより良い連携を実現し、質の高いケアが求められていることが再確認されたといえるでしょう。
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