特別企画 真のチームワークを確立するために—再び事務職から保健婦へ
日頃から感度良好の状態で
村上 忠雄
1
1神奈川県衛生部健康普及課
pp.97-100
発行日 1984年2月10日
Published Date 1984/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206783
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
地域の保健活動は,結核に代表される伝染病対策から,社会的,経済的な環境の変化を受けて,成人病に代表される慢性退行性疾患,老人保健対策へと移行した。その対応も画一的から多画的へ,疾病中心から地域中心へ,保健活動からこれに医療と福祉が一体となった活動へと変わってきた。更に,これらに健康づくり運動が加わったことにより,疾病や異常の早期発見を主とした従来の二次的予防を中心とした活動から,一次的予防である健康増進へと大きく変化をしてきている。
このような中で保健婦は,地域保健の担い手として第一線に立ち,地域住民の健康全般に責任を持ち,常に住民の健康を願いながら活動してきた実績は高く評価されるものである。
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.