次号予告・編集後記

昨年、真田弘美先生・飯坂真司先生が講師を務められた「第2回褥瘡と栄養の在宅ケアを考える会」を取材し、参加者に交じって褥瘡の症例写真に対するDESIGHN-R^®による評価を体験しました。事前の講義でポイントを聞いたこともあり、素人ながらも大きく外れずに評価でき、その有用性を実感しました。

また、この講義のなかで、より正確な情報共有のためには、褥瘡部のよい写真を撮影することも重要であることが触れられ、そのポイントも紹介されていました。チーム医療や情報共有ツールの発展に伴い医療者が知っておいたほうがよい周辺知識がますます多様に増えていることも、あらためて感じました。…小林

近ごろ、ソーシャル・インクルージョン（社会的な支え合い）という言葉をよく耳にします。地域包括ケアシステムの理念のひとつでもありますが、そうしたことを実践している方々に話を聞くと、アイディアがとてもクリエイティブで、しかも共感を覚えます。巻頭INTERVIEWで飯田大輔氏が述べている「信頼をベースにした利他的行動」も共通のキーワードです。専門職であってもなくても、1人の住民として、地域のなかの支え合いのネットワークでどのような役割を果たすか、これはもう私たち1人ひとりの問題ですよね。…早田