特集 在宅褥瘡ケア—在宅で活きる新たな技と関わり
『褥瘡予防・管理ガイドライン』第4版改訂のポイント
門野 岳史
1
1聖マリアンナ医科大学皮膚科学
pp.112-113
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200381
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局所治療から予防へ
『褥瘡局所治療ガイドライン』は2005年に日本褥瘡学会より公表され、その後定期的に改訂が行なわれてきました。当時は、日本でもエビデンスにもとづいた医療行為、いわゆるEBMが根づき始めたころであり、さまざまな分野でガイドラインが作成されるようになりました。
『褥瘡局所治療ガイドライン』は局所治療に限定した内容でしたが、その後、予防に関する内容が盛り込まれ、『褥瘡予防・管理ガイドライン』(2009)がつくられました。さらに、褥瘡対策についてのアルゴリズムがつくられたのが『褥瘡予防・管理ガイドライン』第3版(2012)で、その解説本として『褥瘡ガイドブック』が刊行されています。
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