特集 在宅褥瘡ケア—在宅で活きる新たな技と関わり
DESIGN-R®を使いこなす!—「褥瘡対策に関する診療計画書」の作成から栄養アセスメントまで
飯坂 真司
1
,
真田 弘美
1
1東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻老年看護学/創傷看護学分野
pp.106-111
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200380
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DESIGN-R®とは
褥瘡対策は2012年度より診療報酬の入院基本料の算定要件となり、2014年度からは訪問看護管理療養費の算定要件にもなりました。病院でも在宅でも褥瘡診療/看護計画書の作成や患者数の報告が求められ、そこでは創部をDESIGN-R®を用いて評価することになります。DESIGN-R®は褥瘡の治癒過程に応じた項目により重症度を評価するツールであり、局所治療方法の選択にも役立ちます*1。病院スタッフのみならず、在宅の訪問看護師、介護福祉士、かかりつけ医など多職種間で褥瘡の状態を共有するための共通言語としてDESIGN-R®は必要不可欠です。
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