特集 訪問看護の意思決定支援—いつ何をどう行なうことなのか
—【座談会】「マギーズ東京」が本格始動!—意思決定支援と“場の力”/「あのとき、マギーズがあったなら」
中川 和彦
1
,
アンドリュー・アンダーソン
2
,
田村 恵子
3
,
秋山 正子
4,5,6
,
鈴木 美穂
6,7
1近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門
2英・マギーズキャンサーケアリングセンター・エディンバラ
3京都大学大学院医学研究科緩和ケア・老年看護学分野
4白十字訪問看護ステーション
5暮らしの保健室
6マギーズ東京
7若年性がん患者団体STAND UP!!
pp.131-137
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200101
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
英・マギーズキャンサーケアリングセンター(以下、マギーズセンター)は、専門職やボランティアスタッフが相談支援などを行なう、がん患者支援施設。乳がんで早世した英国人、マギー・ジェンクスさんの「患者が自分を取り戻す居場所を」という遺志に基づき、病院の外—地域の中—にあるのが特徴です。
「意思決定支援」もその役割のひとつ。現在、英国(15か所)以外には、香港に1か所あります。同センターを日本にもつくろう!と、昨年9月「マギーズ東京プロジェクト」が本格始動しました。
折しも、マギーズセンター・エディンバラのアンドリューさんが、第55回日本肺癌学会学術集会(中川和彦大会長)に招かれたのを機に、本座談会が実現。病院の中だからできること、病院の外だからこそできること、互いを補完する「意思決定支援」へのヒントをいただきました。
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.