特集 人材育成をネットワーク化する
―【実践事例❹地域の教育拠点ステーションによる人材育成】―「東京都教育ステーションモデル事業」に取り組んで
平原 優美
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1日本訪問看護財団立あすか山訪問看護ステーション
pp.722-726
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102888
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東京都は、2025年を前に高齢者・独居世帯の急増など多くの問題を抱えています。多死時代が目の前に迫る今、地域包括ケアシステムの構築で対応していかなければなりません。そのなかで、地域で医療と介護、暮らしを理解し、すべての地域住民が医療保険・介護保険どちらでも利用できるサービスとして、訪問看護は重要な役割を期待されています。同時に、その人材育成は東京都の大きな課題となっています。
「日本訪問看護財団立あすか山訪問看護ステーション」は、東京都23区内で最も高齢化率が高い北区にあり、小児から高齢者まですべての疾患・障害を対象にした訪問看護事業と居宅介護支援事業を、訪問看護師21人、理学療法士2人、ケアマネジャー2人、看護補助者1人、事務職員4人の計30人のスタッフで行なっています。人材育成にあたっては、訪問看護認定看護師、在宅看護専門看護師によるOJT教育や、ポートフォリオによる教育指導体制をとっています。
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