特集 Buurtzorg(ビュートゾルフ)との邂逅―何を学び、どう活かすか
Buurtzorgに出会ってここを学んだ!こう進化した!
“提供場所”にとらわれず一貫した看護サービスを提供する「エリア制訪問看護システム」を
森村 敬子
1
,
糸山 めぐみ
2
1NPO法人生活支援ネットワーク「木もれび」
2特定非営利活動法人ケアサポート滋賀訪問看護ステーション「クローバー」
pp.474-476
発行日 2014年6月15日
Published Date 2014/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102816
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
在宅医療の推進と地域包括ケア体制の構築が急がれるなか、「訪問看護」に期待される役割はますます大きくなっています。しかし、その役割を果たすためには、さまざまな課題があるのが現状です。それに対して私たちは、Buurtzorg(ビュートゾルフ)の仕組みもヒントに、「エリア制訪問看護システム」の構想の実現に取り組んでいます。
訪問看護ステーション「クローバー」(常勤換算6.5名)は、高齢者に限らず、新生児や重症心身障がい児・者、精神疾患や難病まで、すべての在宅療養者が安心して暮らせるように24時間365日にわたって支援しています。一方、NPO法人「木もれび」では、介護保険制度によるディサービスやショートスティ、軽度者への予防といった直接的なサービス提供事業を中核に、できるかぎり最期まで在宅で暮らせる地域づくりにも積極的に取り組んでいます。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.