連載 地域のなかの看取り図・第14回【最終回】
看取りをとおして思い知ったこと
田口 ランディ
pp.258-264
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102758
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この連載を続けながら、いつも気になっていたこと、それは「看取られた方たちは、私のことをどう感じていたのかしら」ということです。死人に口なし、とは本当に怖い言葉。亡くなった私の家族たちは、もう私が何をどう書こうと文句は言えないのですから。
看取りのなかで、自分に都合のいいように現実をねじ曲げて見ていないか。そのことが、魚の小骨のように私の心のなかに引っかかって、チクチクと心を嘖(さいな)んできます。
本連載はWebマガジン「かんかん!」http://igs-kankan.com/article/2013/04/000747/index.htmlにて順次無料公開中
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