訪問ほっとらいん
在宅生活をつづった50の物語
小島 操
pp.993
発行日 2013年11月15日
Published Date 2013/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102659
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介護支援専門員は、毎日が「訪問」の日々です。利用者さんにはまことにいろいろな人がいるのですが、誰もが自宅にいるときが一番いい顔をしています。そこに訪ねていけるのは、私たち介護支援専門員の特権でもあるとつくづく思います。病気をしても、少し体が不自由になっても、しばらく考え込んだあとに、人は必ず少しずつ前を向いていくようです。そういう現場に立ち会っていくことも、この仕事の醍醐味だなあと感じます。
もちろん、それぞれの人生があり、きれいごとばかりではありません。それでも人が「生きる」という生(なま)の現場に向き合っていくのは、自分自身に向き合うことを余儀なくされながらも、やりがいのある仕事です。
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