特集 「緩和ケア訪問看護師」の“実践力”を育てる
―PCNSメンバーのステーション紹介 その❶―全国一の在宅死亡率を可能にする訪問看護の「連携・調整力」
扶蘓 由起
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1医療法人ひばりホームホスピスひばりクリニック奈良在宅ホスピスセンター
pp.538-539
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102543
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ホームホスピスひばりクリニック(以下、当院)は、大阪のベッドタウンである奈良県北西部に位置する在宅緩和ケア専門の診療所です。当院の訪問看護は、ケアの対象をがん患者さんとそのご家族に特化し、医療保険のみで対応しています。
訪問看護師は5名(常勤4名・非常勤1名、常勤換算4.3名・1名出産・育児休暇中)で、世界保健機関(WHO)が推奨する「がんと診断されたらできるだけはやい段階で緩和ケアを受けられる地域ケア」のあり方をつねに模索しています。当院では、「病ではなく、病をもつ人と病をもつ人を抱える家族を支えるケアをつねに提供し続ける」「つねに謙虚に、真摯に、誠意をもって、あきらめることなく、患者と家族に向き合っていく」という2つの理念のもと、がん患者さん・ご家族が抱える問題や症状に対して、医療・福祉によるチームケアを実践しています。
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