巻頭インタビュー ケアする人々・20
これがホントの「地域ぐるみ」だ―8年間で8事業の戦略は素人・貧乏・年の功!?
繁澤 弘子
1
,
太田 栄枝子
,
鈴木 道子
1有限会社「耕グループ」
pp.353-360
発行日 2013年5月15日
Published Date 2013/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102492
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岐阜県恵那市岩村町の小高い丘に、グループホーム「くわのみ」はあります。
もともと桑畑だったその場所は、見晴らしがよく、陽当たりのいいところです。
繁澤さんは、2005年にグループホームを開設以来、訪問看護(サテライトも)、居宅介護支援、デイサービス、小規模多機能居宅介護、認知症ケア実践開発部、そして昨年、訪問介護、サービス付高齢者向け住宅……と
8年で8つの事業を展開してきました。
その立役者として、2人の住民女性がなくてはならない存在だったのです。
太田さん・鈴木さんは「高齢者」といわれる年齢ですが、資金繰りから署名集め、海外視察まで二人三脚、今も「くわのみ」の屋台骨になっています。
さらに、その背後には、この地域に暮らすお年寄りの思いも見え隠れして……。
これぞ「地域ぐるみ」「住民主体」と唸らされた事業展開の歩みをうかがいました。
高齢者のこれからの生き方を示唆するモデルともなる人たちが今ここに!
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