訪問ほっとらいん
「ザイビック」―在宅療養者のための災害時の備え
小野 有香里
1
1NPO法人メディカルケア協会
pp.973
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102349
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歳をとっても、身体が不自由になっても、住み慣れた地域でずっと暮らし続けたい―。そのために必要な「在宅介護環境の整備」を目的として、1996年からさまざまな活動を開始した。
東京代表理事を務めるNPO法人メディカルケア協会では、訪問介護サービスやヘルパー養成等、介護の負担軽減とマンパワーの確保を行なっている。主宰する在宅介護家族心のネットワーク「絆」は、在宅療養者と介護家族のための“心のより処”として、相談窓口や交流イベントにより精神面をサポートしている。他にも、国や自治体への提言や、企業とのコラボレーションによる経済活動からの取り組み、地域の社会資源の活用等、医療・福祉だけでない包括的な活動を通して当事者の声を反映させることで、在宅介護生活が抱える課題解決を目指している。
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