特集 「死後のケア」の意味・方法を確かめる 在宅看取りのエンゼルケア
「葬儀社」との“連携”で死後のケアの質を高める―訪問看護師だからできる死後の対応/【コラム】次なる連携相手は「警察」と「救急」、そして「病院」
名波 まり子
1
,
大井 陽江
2
1榛原総合病院看護支援室
2榛原総合病院患者支援センター
pp.483-490
発行日 2012年6月15日
Published Date 2012/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102217
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――在宅における死後の対応への課題として、「葬儀社」との連携があります。訪問看護師が葬儀社と直接連絡をとり合ったり、同じ場を共有して協働することもあるでしょう。これは、病院の看護では経験することのない、在宅ならではの特徴です。
一方、葬儀のあり方も年々変わってきています。葬儀の準備など、初めての経験であるご家族も少なくありません。ともすれば、亡くなった方と向き合えないまま慌しい時間を過ごしたり、葬儀社に言われるがままに事が運んでしまったり、ご家族の心に悔いが残るおそれもあります。ご家族が落ち着いて故人をお見送りできるよう、葬儀社と連携してうまく調整したいものです。
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