巻頭インタビュー ケアする人々・10
「介護のやり方に“結論”はない。その“グラグラ”がおもしろい」―映画監督が見た介護の世界
大宮 浩一
pp.461-466
発行日 2012年6月15日
Published Date 2012/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102212
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「認知症」がまだ「痴呆」と呼ばれ、老人の集団生活が注目を浴びていなかった時代。民間の社会福祉施設を訪れ、そこの介護現場に流れる「日常」を撮り続けた。「日常」に対する尽きない興味の原点は、介護現場に関わる人の“グラグラ”だった。日常の裏にある、シビアな現実。それが顕になったとき、人々が必要とする「居場所」とは。自身が映画製作をとおして見た介護の世界を語る。
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