書評
『緊急度・重症度からみた 症状別看護過程+病態関連図』
榊原 千佐子
1
1北海道文教大学人間科学部看護学科
pp.456
発行日 2012年5月15日
Published Date 2012/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102207
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看護学生にとって、臨地実習での学びはいつまでも鮮明に記憶に残るものです。しかし、実習中の学生は、同時に、「看護過程」の学習に追われ、眠れない日々を過ごしたことも覚えています。在宅看護の実習の場になる“訪問看護”に向けて、その緊張はさらに高まるものです。
現在、在院日数は短縮し、看護学生が短期間の実習中に看護過程を展開していくことが難しくなっています。予測した看護が待ったなしに展開できるよう臨床推理・判断力を学習することを求められる臨地実習では、そこでの看護過程の展開において「症状」と「看護」を効率的に結びつけることが、学習効果を高めるポイントとなっています。
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