事例報告
独居多系統萎縮症男性の在宅生活継続の要因―病状の進行に伴う生活環境の対応
小檜山 希
1,3
,
金井 須磨子
2
,
津田 栄江子
2
,
石橋 美知恵
2
,
井田 興三郎
2
1帝京平成大学健康メディカル学部理学療法学科
2リハビリ健康社訪問看護ステーションあすか
3お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科ジェンダー学際研究専攻
pp.1026-1031
発行日 2011年12月15日
Published Date 2011/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102062
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はじめに
厚生労働省の2009(平成21)年国民生活基礎調査の概況で世帯構造を確認すると、65歳以上の者のいる世帯は全世帯の41.9%、そのうち高齢者世帯を世帯構造別にみると、「夫婦のみの世帯」が高齢者世帯の48.6%、「単独世帯」が48.1%と単独世帯で約半数を占めており、今後も高齢単独世帯の増加が見込まれている*1。単身世帯への支援、連携のあり方は多様である。今回、独居の多系統萎縮症男性への訪問経験から、病状の進行と生活環境の対応をまとめたので報告する。
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