特集 自律しながら支え合う!私たちのスタッフ教育
【特別寄稿】
“職業人”を育む経営者たれ―経営学の視点から
大藪 毅
1,2
1慶應義塾大学大学院経営管理研究科
2慶應義塾大学医学部
pp.398-401
発行日 2011年5月15日
Published Date 2011/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101878
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私の専門は経営学であり、なかでも“ヒト”の問題を扱う「人材マネジメント(人事管理)」の分野を専攻している。この数年は、医学部や医療系の大学院で、医療機関のマネジメントを教えてもいる。その関係で声がかかり、訪問看護の研究会に1年間ファシリテーターとして参加してきた。組織におけるヒトの問題を考えるともに、「職業」というものを考えるよいきっかけになった。
その矢先に、東日本大震災が起こった。被災地や原子力発電所などで、自衛隊員・消防団・警官・役所などの行政や、医療関係者、ボランティアの人たちや民間企業マンの必死の活動を見るにつけ、「この人たちを動かしているものは何なのか?」、また「職業とは何なのか?」と考えさせられている。
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