特集 “はじめて”の在宅緩和ケア「実践編」
患者・家族主体のオピオイドローテーション
古井 奈美
1
1訪問看護パリアン
pp.110-115
発行日 2011年2月15日
Published Date 2011/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101789
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「自宅で何かあったらどうしよう……」「家族だけで対応できるだろうか?」「家族に迷惑をかけたくない」という不安から、退院に踏み切れない患者さんや家族が多くいるように思われます。その不安なく、最後まで自宅での生活を続けてもらうために、「症状マネジメント」は在宅緩和ケアの必須条件です。
なかでも疼痛や呼吸困難感を抱えたがん患者には、オピオイドによる症状緩和が不可欠であることが多く、症状に応じた適切な薬剤調整が必要です。そして、その役割は訪問看護師が担います。そこで本稿では、オピオイドによる症状マネジメントにおいて重要な「オピオイドローテーション」(図1)について、在宅緩和ケアならではの視点からまとめます。
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