特別記事 シンポジウム「この町で健やかに暮らし,安心して逝くために―緩和ケアが実現できる地域づくりをめざして」
ある地域連携―西原明さんの最期をめぐって
秋山 正子
1
1白十字訪問看護ステーション
pp.115
発行日 2010年2月15日
Published Date 2010/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101536
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西原明さんにはじめて会ったのは2008年の6月。大腸癌の再発・転移があり,「余命はあと1年」と告知されて半年後のことでした。
毎日新聞の萩尾信也記者とともにあらわれた西原さんは,残された時間を「できるだけ自宅で過ごしたい」と希望されました。しかし,仕事をもつ奥様との二人暮らしであることから,緩和ケア病棟も視野に入れながら,地域の在宅医療とつなげていく方向で考えていくことになりました。
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