―ルポ―全国縦横断訪問看護ステーションめぐり・2
丁寧なケアで需要も急拡大―(社)山形県看護協会訪問看護ステーションやまがた
佐藤 和佳子
1
1山形大学医学部看護学科
pp.143-146
発行日 1996年3月15日
Published Date 1996/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901140
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市と医師会の応援も得て恵まれたスタートを切る
「訪問看護ステーションやまがた」は,山形市街地より車でおよそ20分,山形市郊外の高台に,社団法人山形県看護協会が事業主体として,平成5年5月に開設した.
人口およそ25万人の山形市に,老人訪問看護ステーションはまだ2か所.「訪問看護ステーションやまがた」は,山形保健所管轄地域のほぼ全域を対象とし,ステーション敷地から眼下に見下ろす山形市の他,隣接する2市2町を含む広域都市型の訪問看護ステーションである.現在ステーションの事務所は,市が委託運営する老人保健施設内に構えている.沖田とき江所長を含め3人の看護職員でスタートしたが,平成7年には11名までに拡大した(表1).ステーション開設時の状況について,沖田所長は,次のように語る.
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