特集 訪問入浴サービスへの思い
本気の「ありがとう」が聞ける仕事―訪問入浴サービス事業の魅力とこれからの課題
小森 勝也
1
1アスティーケアセンター
pp.742-744
発行日 2009年9月15日
Published Date 2009/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101418
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事業を始めたきっかけ
会社を立ち上げたのは2005年です。それまでは大手系列の介護事業所で複数の部署の管理者を数年間やっていました。介護保険が始まってからは介護報酬や会社合併による影響で待遇も悪くなり,人も集まりにくいため休みも思うように取れない状態が続き,残念ですがいい人材がどんどん辞めていきました。業務や待遇で改善すべきところがあると感じていましたが,会社が大きな組織でしたのでできることは限られ,それで思い切って会社を立ち上げることを決意し,退職してから準備を始めて,駆け足で指定にこぎつけました。利用者ゼロからのスタートで,1年目はお金との戦い,3年目にやっと黒字になりました。
運営方針は,「働きやすい職場をつくる,辞めたくない会社をつくる」というものです。職員は約20名,うち常勤は10名,入浴車両は5台です。
利用者さんの数は約150人/月,平均1回/週です。難病の方は30人弱いらっしゃいます。
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