特別記事
「介護支援ボランティア」とコミュニティづくり―稲城市の“挑戦”から介護自給率のあり方を考える
尾﨑 雄
pp.392-396
発行日 2008年5月15日
Published Date 2008/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101074
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東京都稲城市は,4月から「介護支援ボランティア」制度の本格実施に踏み切った。介護ボランティアに市が事実上の報奨金を出して地域福祉への住民参加を促し,介護予防と保険料の軽減を期待するという一石三鳥の妙手。ボランティアの基本理念に背く,社会保険としての介護保険制度になじまないなどという批判もあるが,千代田区,世田谷区など追随する自治体も増えている。稲城市の究極のゴールはコミュニティ創造による「介護自給率」の引き上げだ。
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