特別記事
グループホームを終の棲家に―居宅系高齢者施設に対する意識調査を通して
冨山 宗徳
1
1医療法人アスムス生きいき診療所
pp.301-303
発行日 2008年4月15日
Published Date 2008/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101052
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はじめに
いわゆる居宅系高齢者施設(第三類型)への在宅医療に力をいれて,3年目を迎えました。この2年間は僕たち医者が24時間365日しっかり医療管理を行なったとしても,最期まで高齢者施設で支えることが困難な状況に遭遇することが多く,こういった事態を改善するにはどうしたらよいのか悩んでいました。
解決の第一歩は,まずグループホームをはじめとした高齢者施設の職員のみなさんがどのような意識をもって,日ごろのケアにあたっているのかの実態を知ることだろうと考えました。そのうえで終の棲家としての役割を果たすためには,これからどう行動したらよいか,一緒に考え,行動することにしました。
在宅医療助成勇美記念財団*からの研究助成を受けて,現場の意識調査を行なった結果と,調査から感じたことをお伝えします。
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