連載 わたしのことをわたしから・9
二人三脚
安藤 正英
pp.782-783
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100913
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空腹になると上腹部に刺すような痛みがあり,もう十日も続いています。もともと僕は胃腸が弱くて何かストレスがあると,すぐに腹部が張って食欲がなくなります。難病のパーキンソン病と診断されてからは症状に合わせて薬をずっと飲み続けていますが,このような痛みは今回が初めてです。
僕は薬が嫌いで風邪を引いてもほとんど飲んだことはありません。ところがパーキンソン病だけは例外で,一日も忘れずにきちんと服薬しており,その大きな変わりように家族全員が戸惑っています。これまでは「薬」というとバカにしていましたが,パーキンソン病になってからは主治医の指示に従う模範的な患者になりました。
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