特集 ターミナルケア再考
チームケア,連携,24時間ケアの現状―訪問看護ステーションからの実践報告
馬面 千春
1
,
馬庭 恭子
2,3
1YMCA訪問看護ステーション・ピース
2YMCA訪問看護ステーション・ピース教育
3広島市議会
pp.481-485
発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100687
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はじめに
1981年以降,日本人の死亡原因の第1位はがんである。それに伴って,ターミナル期における疼痛緩和などそのケアの充実が求められている。まだ日本には少ないが,ホスピスや緩和ケアのベッド数は増加傾向にある。しかし,統計によると,在宅での死亡率は介護保険開始前後と変わらない約6%程度に留まっている(平成13年度人口動態統計)。
今回,在宅での看取りの3事例から,チームケア,連携,24時間ケアの現状と問題点について考察したいと思う。
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