特集2 訪問看護ステーションを核とした小規模多機能化事業
「介護事業所における小規模多機能化(通所看護等)事業」の検証―厚生労働省未来志向研究プロジェクト
佐藤 美穂子
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1財団法人日本訪問看護振興財団
pp.818-821
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100568
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訪問看護ステーション多機能化への試み
日本訪問看護振興財団では,厚生労働省「未来志向研究プロジェクト」の助成対象20団体のうちの1つとして,2003年12月1日~2004年3月31日の間,各地の訪問看護ステーション等の協力を得て,重度者や医療ニーズの高い在宅療養者を受け入れる通所サービスを試みた。
この研究事業でいう「通所看護」とは,単品のサービスではなく,訪問看護ステーションの多機能化,つまり訪問看護+通所看護をいう。その目的は,「訪問看護ステーションの利用者に対して,通所により,訪問看護の延長線上で,よく状態を把握した看護師が専門的・継続的看護を提供することによって,重度者の状態改善と安定化及び社会参加,家族など介護者のレスパイトを図り在宅生活を支援する」ことである(表)。
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