連載 ドキュメント―介護アドバイザーが行く⑤
看護リーダーとの個人面談―看護リーダーとしての心構えと責任とは何か
高口 光子
1
1介護アドバイザー、理学療法士
pp.388-392
発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100514
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老人病院のリハビリ科科長,特別養護老人ホームの介護部長を経て,介護の変革を請け負う介護アドバイザーになった著者の活動日記風レポート。
派遣されて行く先々の老人ケア施設での試行錯誤的な活動を通して,介護施設のケアシステム,介護従事者の教育・研修セミナー,介護者の意識の変革など,介護の現状を現場感覚でレポートします。
戦闘準備完了
看護・介護リーダーとの面接が続く。介護リーダーの面接の次は,看護系出身のリーダーの番である。
ドアがノックされ,「どうぞ」と答える。「失礼します」と面接の部屋へ入ってきた彼女の表情を見ると,すでに眉間にしわがよっている。ずいぶんいらだっている様子だ。“この施設のすべての矛盾は,自分1人で背負っている”というような悲壮感も漂っている。
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