連載 訪問看護のパイオニアたち・3
―聖路加国際病院の保健師として訪問看護活動を行なった―松下和子さん
春日 広美
1
,
宮田 乃有
2
,
竹森 志穂
3
,
宮崎 和加子
4
1東京慈恵会医科大学医学部看護学科
2慈敬会府中医王訪問看護ステーション
3健和会太郎山訪問看護ステーション
4健和会訪問看護ステーション
pp.702-705
発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100314
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松下さんは保健婦として聖路加国際病院公衆衛生看護部で地域の訪問看護活動を行なう一方,当時聖路加国際病院の医師によって行なわれていたウエルベビークリニック(Well Baby Clinic),ウエルマザークリニック(Well Mother Clinic),リウマチ熱・腎臓病クリニックでの育児指導や,婦人等に対する生活指導などを行ない,聖路加国際病院での公衆衛生看護活動を発展,普及させた方です。
聖路加国際病院公衆衛生看護部は,戦後間もない,物も場所もない状況の中で,医師と共に地域で暮らす人々の健康を向上させるための訪問看護活動を行なっていました。松下さんに,公衆衛生看護部での訪問看護活動の様子を中心にお話を伺いました。
なお,現在は保健師・看護師と称されていますが,松下さんが活躍された当時のまま,本文中では以前の呼称である「保健婦・看護婦」と表記します。
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